トップメッセージ

これからも地域にとってなくてはならない存在に。

代表取締役頭取
片岡 達也

横浜銀行は神奈川県・東京都を地盤とする地域密着型の地方銀行です。
実に潤沢なマーケットを有するこの地域に強固な顧客基盤を築き、地域のみなさまに支えられ、ともにその歴史を紡いできました。

100年を超える軌跡を振り返りますと、時代の変化に合わせて都度、大胆に舵を切ってまいりましたが、いつの時代もお客さまと地域社会が抱える課題に対して真摯な姿勢で向き合う私たちの仕事の根底は変わりません。

現在もまた、急速に進む少子高齢化や人口減少をはじめ、新型コロナウイルス感染症拡大による生活や行動態様の変化、急速なデジタル化の進展、銀行業界への異業種参入、環境問題に対する関心の高まり等、金融機関を取り巻く環境は歴史的な転換期を迎えています。

この歴史的転換期を、私たちは変革と成長の機会ととらえ、長期にめざす姿を“地域に根ざし、ともに歩む存在として選ばれるソリューション・カンパニー”へアップデートしたうえで、2022年4月から中期経営計画をスタートさせています。

このめざす姿を実現するためにカギとなるのは紛れもなく「人財」です。
“人的資本”という言葉を目にする機会が増えていると思いますが、当行では従前から行員一人ひとりを“重要な財産(人財)”と位置づけています。
お客さまに選ばれるためには、いかにお客さまに寄り添い、課題を解決する力を身に着けられるかが肝であり、そのためには「人間力」と「知識・ノウハウ」を養うための人財育成が重要です。当行で働く行員は、人間的にも能力的にも優れた人財や、さらなる成長の可能性を持った人財が数多くいると実感しています。

このため、一人ひとりの人財がさらに成長しステップアップできる仕組みを構築し、これからの当行を担う“人”づくりの強化を進めるとともに、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンが浸透し、多様な人財が個性を尊重しあうことで、各々の能力を最大限に発揮し、新たなことへの挑戦を恐れない、働きがいのある生き生きとした企業風土をさらに醸成するべく、さまざまな取り組みを進めているところです。
「育てようとする」意識を全役職員で共有し、一人ひとりにしっかり目を向けて、知識・スキル・人間力を形成する後押しを常におこなうことで人財が育ち、お客さまからの感謝を生み、その感謝が行員のモチベーションに繋がる、といった好循環サイクルをつくりたいと考えています。

最後になりますが、今まさに、社会人としての一歩を踏み出そうとしている皆さんにもぜひ、好奇心を大切に、変化に対して失敗を恐れず挑戦し続ける人財であってほしいと思います。

横浜銀行には、若い皆さんと同じように、まだまだたくさんの可能性があります。
地域のリーディングカンパニーとして矜持をもって激動の時代に立ち向かう私たちとともに、新たな価値創造のため自由な発想で挑み続け、お客さまと地域のために新たな未来を作り上げていく皆さんとの出会いを心待ちにしています。

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