CROSS TALK
理系座談会

横浜銀行では理系出身者が法人・個人渉外や本部、さまざまなフィールドで活躍中です。
理系出身の先輩たちが横浜銀行のどこに注目して入行し、大学(院)での学びや経験はどのように生かせているのでしょうか。
職場環境やキャリアアップも含めて語ります。

本部(ICT推進部)
9年目
化学生命科学科卒業

佐藤 沙耶香

法人渉外
8年目
物理数理学科卒業

保崎 拓己

個人渉外
7年目
物質生命理工学科卒業

赤城 美帆

本部(市場営業部)
6年目
経営工学専攻卒業

林 永旺

※紹介行員のインタビュー内容・所属等は取材当時のものになります

大学では何を学んでいましたか?

保崎:専攻は物理数理学科でした。物理は宇宙現象などについて学び、数理は高校数学の応用が中心でした。研究室では原子元素にエネルギーを与えてどう変化するかを考察していました。仕事と学問は切り離して考えていて、早い時期から金融業界を志望していました。
佐藤:高校時代は歴史や国語よりも数学・科学が得意だったので、大学は化学・生命科学科を専攻。化学品や医薬品メーカーなどの研究職に就くことを目標にしてバイオ系の研究室を選び、さまざまな細菌の動きを研究をしていました。
赤城:私も専攻は化学系です。物理学、化学、生物学などを融合して、新たな物質を見出していく。そんな研究室でした。学んだことを生かしたくて、将来は食品メーカーや化粧品メーカーで仕事をすることも検討していました。
林:専攻は経営工学で、学んだのは統計学です。実データを用いたパターン分析を研究していました。学問として好きだったので、就職や仕事につなげて考えたことはなかったですね。

横浜銀行へ入行した決め手は?

佐藤:就職活動を始める頃には、院卒でなければ研究職に就くのは難しいと理解していましたので、日常生活に不可欠なサービスを提供できる銀行とSIerを志望しました。横浜銀行に決めたのは、最終面接前に先輩たちと話したときに自分がここで働く姿をイメージできたからです。
赤城:私も当初は研究職を希望していましたが、自己分析でモノよりも人と向き合う仕事が向いているとわかったので、金融業界に方向転換しました。決め手は、人ですね。合同説明会でほんの少しだけ話した私のことを、面接でお会いした人事担当の方が覚えていてくれたので、人を見てくれるこの銀行で働きたいと思いました。
林:メガバンクに対抗しうる経営基盤を持つ地方銀行であること。就職活動を通じて、地方銀行の方が海外で活躍できる可能性が高いと感じたこと。この2つが決め手です。
保崎:生まれ育った横浜の金融機関に就職すると決めていました。証券会社やカード会社への就職も考えていましたが、私にとって最も身近な金融機関は幼い頃に口座をつくってもらい、お年玉やアルバイトの給与を預けていた横浜銀行。「働くならここだ」という気持ちはずっと持っていました。

現在の仕事内容は?

赤城:個人のお客さまに対するソリューション提案が中心です。滞留資金のある方には資産運用のご案内や相続税対策のご提案を。お客さまの状況によっては税理士事務所や不動産会社など当行と提携している会社をご紹介。資産家の方には、アパートローンなどのご提案などもおこなっています。
保崎:法人渉外です。担当しているのは製造業や医療法人のお客さまなど、約100社。資金ニーズへのご融資をはじめ、最近はビジネスマッチングによるDX化の推進、SDGsやカーボンニュートラルへの貢献をテーマに事業計画を策定・提案させていただく機会等のソリューション提案が増えていますね。
林:法人渉外を経験したのち、行内公募制度を活用して市場営業部の投資有価証券グループに配属。日本国債をはじめとする債券の運用業務を担当しています。日々の金利動向や市況等の経済環境の変化を見極め、継続的に収益を上げることがミッションです。
佐藤:ICT推進部の融資グループで、住宅、教育ローンなどの審査用システムの開発や機能の改善、申し込み用Webサイトの構築などをおこなっています。私も入行当初は個人渉外をしており行内公募制度を利用して異動しました。

大学での学びや経験は
仕事に生かせていますか?

林:特に役立っていると感じる場面は2つあります。1つは何かを調べるとき。今の仕事では市況が急変した理由を調べ、今後の動きを予測するときに必ず仮説検証をおこないます。もう1つは伝えるとき。こうして調べたことを筋道立てて伝える力も、大学で培ったと思っています。
佐藤:研究の過程で培った論理的思考とPDCAサイクルですね。営業店時代は業務を効率化するとき。現在は中長期的なタスクを優先順位をつけながら漏れなく進めるとき、新たな技術を習得するときに発揮できていると思います。
保崎:数学はお客さまの経営状況を把握する際に役立ちます。理系でよかったと感じることは、化学、機械、生物など、どんな業態に対しても苦手意識がないことです。プログラミングの授業もありましたので、ITやDX関連の最新技術も前向きに学べます。
赤城:私も数学ですね。例えば投資型商品をご提案して「5年後にいくらになるの?」とご質問をいただいたとき、瞬時に利回りを計算してお答えできます。数字は提案に説得力を持たせるために不可欠で、そうした場面では林さんが言われたようなわかりやすく伝える力も必要になります。

理系学生の方に伝えたい
横浜銀行の良さは?

佐藤:営業店以外にも、ICT推進部、デジタル戦略部、リスク管理部など、理系の知識やセンスを存分に発揮できるフィールドが複数あることです。新しい技術を主体的に学ぶ人に挑戦する機会と裁量を与えてくれる会社なので、若手も成長が早いです。
また、キャリアアップの基準が明確なことも魅力です。資格の取得や研修の受講を軸にシステマティックに取り組めるので、論理的思考が身についている理系の方に合っていると思います。
林:私もそう思います。キャリアアップの基準が明確なので、将来のために今何をすべきかを自分で決められます。めざしたい姿を実現するための推奨資格も洗い出されており、目標を見失うこともありません。仕事と自己啓発を両立してモチベーションを維持できるのは幸せなことだと思います。
赤城:なりたい自分になるために頑張る人を、皆が応援する。そんな社風が醸成されて営業店の働き方も変わりました。困ったときに必ず手を差し伸べてくれる上司、面倒見のいい先輩方の存在は大きく、またプライベートとのオンオフの切り替えがしやすい点も、働きやすいと感じます。
保崎:金融の知識がない状態でキャリアをスタートすることに不安を感じる方もおられると思います。私もそうでしたが、理系の先輩が活躍する姿を見て渉外の仕事に文理の差はないと感じました。ITリテラシーの面ではアドバンテージがあるくらいなので心配は無用です。
赤城:私も後輩に仕事を教える立場ですが、理解力は大学の専攻や系統ではなく、人によって違うもの。これまでの先輩や上司がしてくれたように、失敗と成功を分かち合いながら一緒に成長できればと思っています。
林:営業店にも本部にも、若手の意見やアイデアをしっかりと受け止めてくれる先輩・上司がいます。私もいつか皆さんにとってそんな存在になれるように成長していきたいです。
佐藤:営業店で経験を積みながら理系の強みを生かす道を探しても遅くはありません。横浜銀行には皆さんの想像以上にたくさんの部署と業務がありますので、本当にやりたい仕事が見つかると思います。

今後のキャリアパス・目標・
将来の夢を教えてください

佐藤:ICT推進部で知見をさらに深め、当行にとって不可欠な人財になりたいです。今後10年で、IT技術は想像をはるかに超える進化を遂げ、銀行の業務も大きく変わるでしょう。そんな未来でも横浜銀行が選ばれ続けるように、技術面からサポートを続けていきます。
赤城:課長へのキャリアアップとともに、これまでの経験を生かして本部で働くことも考えています。いずれにしても家庭と仕事を両立して、楽しく働いていきたいです。
林:市場営業部で専門性を追求してプロ人財をめざすか、海外にも視野を拡げて経験を重ねるか。答えを出すにはもう少し時間がかかりそうです。個の力を伸ばすことを優先しながら、じっくり考えていきます。
保崎:課長代理として後輩の指導・育成力を高め、管理職をめざします。その後は企画、融資、市場営業部など、本部の業務を経験して、営業店に戻ってこられたらと思っています。
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