地元の神奈川県でオンオフをしっかり切り替えながら働くことができ、家族が増えても女性が不安を感じることなく仕事を続けられる制度と環境が整っている会社を探し、巡り会ったのが横浜銀行でした。全国転勤のある他社に就職して結婚した大学の先輩から「全国転勤はつらい」と聞いていたので、転居を伴う異動がないことも決め手のひとつでした。
公務渉外として自治体の資金調達および運用のサポート、自治体が検討または実施している施策に関するご提案などをおこなっています。資金調達については他行とシンジケートを組み、指定金融機関である横浜銀行が各行の意見をとりまとめて進めます。施策に関する提案については、最近は中小企業の働き方改革や、大規模な自然災害発生時の支援などがテーマになっています。
例えば補助金制度など、市を盛り上げるための制度に企画段階から深くかかわり、横浜銀行に対してもこの機会に川崎市と連動できる新しいサービスや仕組みを行内につくりませんか?と提案できる。そこに個人渉外、法人渉外担当時代にはなかったやりがいを感じています。川崎市役所出向時代に得た人脈を活かし、市と横浜銀行本部の地域戦略統括部、営業戦略部をつなぐのも、この支店だからこそできることだと思っています。
入行5年目、蒲田支店の法人渉外担当として、お客さまのご依頼にお応えしてビジネスマッチングをおこなったときのことです。メインバンクではない当行の担当は経験の浅い私。他行の担当者はすべて課長代理クラスだったのですが、お客さまは横浜銀行の提案を選んでくださり、こう言われたのです。「銀行の担当者の役職や経験は重要ではない。私たちのために最も速く行動を起こし、当社の未来を誰よりも真剣に考えてくれたのはあなたです」。お客さまを想う強い気持ちがあれば、経験不足は補えると教わった一件です。
地域の活性化に貢献できる施策を実行したいですね。たとえば大学発の研究開発型ベンチャーの支援がそのひとつ。解決すべき課題が多すぎてこれまでは融資という形では支援ができませんでしたが、将来を見据えた「はまぎん10年後プロジェクト」を策定した横浜銀行なら長期的に取り組むことが可能です。会社を育てることができれば人が集まり地域も活性化するので、大学、自治体と一緒に知恵を絞っていきたいですね。