横浜銀行を就職先として
選んだ決め手は？

3daysインターンシップ（現在のオープンカンパニー）の行員座談会で先輩たちと話をしたときの感覚ですね。初対面なのに自然体で会話ができて、気がつけば入行後の仕事や異動など、知りたかったことをすべて聞いていました。それは他の会社ではなかったことなので、私に合っているのはこの銀行だと思いました。店舗見学で支店長から支店業務について教わり、それまでATMしか使ったことがなかった金融機関を身近に感じたことも大きかったですね。

現在の仕事内容は？

2年目から法人渉外となり、東京都大田区周辺のメーカー、卸会社、医療機関など約50社を担当しています。提案内容は運転資金のご融資や資産運用、事業承継、ビジネスマッチングが中心。最近は後継者不在の経営者の方から「会社の今後についてどのような方法があるか教えていただけませんか。」と相談される機会が増えています。私はまだ経験が浅いので一度持ち帰って先輩や課長に報告し、アドバイスを受けながら提案内容を固める、という形で進めています。

やりがいや達成感を感じるのは
どんなときですか？

蒲田支店の営業エリアには、金属加工の分野で日本有数の技術力を持つ部品メーカーがたくさんあります。そこを訪問して経営者の方や従業員の皆さんと話し、その凄さを紐解いていくのが好きですね。今、力を入れている新規取引先の獲得ではまだ目立った成果がありませんが、「またおいで」と言っていただけるとお取引をスタートできる可能性が一気に膨らんだ気がしてうれしくなりますね。そしてその会社のことをもっと知りたいと思うのです。

仕事で心がけていることは？

お客さまとの共通の話題を見つけて会話を楽しむことです。初回の訪問時は50分間雑談して、ラスト10分で提案資料をお渡しすることもあります。工場やオフィスを案内していただいたときは従業員の皆さんとも積極的に話をします。理由は、会社案内やWebサイトには掲載されていない、お客さまの人柄を知ることが法人渉外の第一歩と考えているからです。早い時期からそう思えたのは、大学時代、接客業のアルバイトでコミュニケーション力を磨いていたからもしれませんね。

これからも忘れないと思う出来事は？

長年お取引のある卸売業の経営者の方に長期融資の提案をして、お受けいただいたことです。当時、当行の融資額はメガバンクに次ぐ2位。業績が好調だったこともあり、金利を見直し、条件を変えても「資金調達の予定はない」「メインバンクを差し置いて受けられない」と断られました。でも、諦めずに訪問を続けていると「どの銀行の担当者よりもここへ顔を出してくれるあなたの提案をお受けします」と言っていただけたのです。とてもお話好きな方でしたので相性も良かったのだと思いますが、会話を楽しむことから始めて大きな成果に繋がったこと、そして「会話力は君の強み。そのままでいてください」と支店長に言われたことが嬉しかったです。