シンガポール支店 資金課 課長代理
2017年入行 国際総合科学部卒
Y.I
鶴ヶ峯支店の法人渉外を5年間務めた後、行内公募制度で本部のトレーニーに応募。市場営業部で6ヵ月間、資金調達について学び、2022年にシンガポール支店へ着任した。仕事と生活をより充実させるため、現地では家族と一緒に語学力の向上に努めている。
※紹介行員のインタビュー内容・所属等は取材当時のものになります
インターンシップで出会った先輩たちの人柄に惹かれたこと。学生時代を過ごした神奈川県・東京都の市場規模と将来性に魅力を感じたこと。ワークライフバランスに関する制度が他のどこよりも充実していると感じたこと。この3つが横浜銀行を志望した理由です。経営者である父の姿を見て育ち、将来は経営者と向き合う仕事に就いて成長したいと考えていたので、就職活動はメガバンクと地元の北海道を含む地方銀行に絞り、職種は当初から法人渉外を希望し取り組みました。
シンガポール支店で融資に必要な資金の調達を担当しています。主な融資先は、造船会社、物流会社、総合商社などの現地法人です。国内支店では運転資金が多くを占めますが、世界の名だたる海運会社が拠点を構えるシンガポールではシップファイナンス(船舶の建造・購入に必要な資金)が盛ん。日本国内の支店の融資残高に比べ大きな金額を取り扱っています。本部の市場営業部に一任するのではなく、現地の邦銀や外国銀行と信頼関係を築き、有利な条件で資金を調達できるところも国内支店との大きな違いですね。
幅広い仕事ができることです。シンガポール支店は少数精鋭体制。専任のグループが資金、為替、債券業務に取り組んでいる本部の市場営業部や支店とは異なり、資金課の私も為替や債券業務に関わることができます。責任は大きくなりますが、多くの知識を要求される環境で成長したいと思って海外支店を希望したので毎日が充実しています。特にうれしいのはお客さまにとって有利な条件でご融資が実行できたとき。シンガポールのルールは複雑で厳しく、国内よりも融資のハードルが高いこともあり、支店として成果が出ると大きな達成感がありますね。
希望する仕事や部署にチャレンジできる制度が整っているところです。たとえば行内公募制度がその1つ。入社3年目、お客さまのフィリピン工場の視察に同行させていただいたのを機に海外拠点で働くことを目標とし、6年目に行内公募制度を利用してシンガポール支店への異動を叶えました。新たな挑戦を応援し、背中を押してくれる人がいることも横浜銀行の良さ。海外拠点に送り出すことを支店長に進言してくれた鶴ヶ峯支店の課長。そして、市場営業部での半年間、資金回りの業務を1から教えてくれた先輩方には心から感謝しています。
海外でお客さまのビジネスを支援するという目標を達成できたので、次は上海をはじめ、他の海外拠点から横浜銀行全体を見渡して市場拡大のための戦略の企画や立案をしてみたいですね。そこで安定して成果をあげられるようになったらシンガポール支店に戻り、新たなチャレンジをする・・・そんな将来をイメージしています。資金調達以外の分野はまだまだ弱いので、チャンスがあれば国内の市場営業部で集中的に仕事をしてスキルを高めたいとも思っています。
朝食をとりながらテレビで経済ニュースをチェック。オフィスまでは地下鉄で20分ほど。駅直結で利便性は抜群。
横浜の本部から毎日配信されるマーケットレポートや通達事項を確認。
課員の業務予定やマーケット情報を共有する。
営業課、市場営業部と連携し、当日以降の資金繰りを調整。運用と調達のバランスや採算性を鑑みながら進めていく。
支店内で弁当を食べる。中華料理、マレー料理、インド料理など、多彩な味が揃うホーカー(屋外フードコート)に出かけることもある。
ミーティング用の資料を作成しながら、営業課ほか各部署からの問い合わせ、依頼に対応。CDD(カスタマー・デュー・ディリジェンス:顧客の情報や履歴からリスク評価を行う)業務に取り組むことも多い。
毎週金曜日は翌週以降の資金繰り計画の方針を固める。シンガポール支店は開設から間もないため、USドルと日本円の両替など、新たな業務の導入について本部の営業担当を交えて検討することもある。
帰宅後は日本国内のニュースを見ながら食事。シンガポールでOTC外国為替(取引所を介さない直接的な通貨の売買取引)やインターバンク市場での取引全般に従事するために必要な資格試験(FMRP=Financial Markets Regulatory Practices)合格を目指して勉強も。